2019-01-31 第198回国会 衆議院 本会議 第3号
日本人研究者の論文発表数も減少傾向で、特に引用される度合いが高い論文、いわゆるトップ一〇%論文数の順位はここ十年で世界四位から九位へと大きく後退し、研究力に関する国際的な地位が下がっています。 その原因を端的に申し上げると、一つは、研究費が少ないこと、二つ目に、若手研究者の身分が不安定で、多くの優秀な若者が研究者の道を選ばないこと、この二つと言っても過言ではないでしょう。
日本人研究者の論文発表数も減少傾向で、特に引用される度合いが高い論文、いわゆるトップ一〇%論文数の順位はここ十年で世界四位から九位へと大きく後退し、研究力に関する国際的な地位が下がっています。 その原因を端的に申し上げると、一つは、研究費が少ないこと、二つ目に、若手研究者の身分が不安定で、多くの優秀な若者が研究者の道を選ばないこと、この二つと言っても過言ではないでしょう。
そして、我が国の論文発表数は一九八〇年代の前半から一九九八年には約二・五倍の約七万三千件と相なりました。また、ネーチャー等の著名な学術誌への論文の投稿は約二・四倍の五百六十九件にふえております。しかしながら、産業界における基礎研究比率は景気の低迷等により現在は下降傾向に相なっておりまして、その意味で、国際競争力の源泉たる産業技術力の将来についても懸念されるに至っております。
そして、我が国の論文発表数は、一九八〇年代の前半から一九九八年には約二・五倍の約七万三千件となったわけであります。また、論文の質をあらわす指標とされております、他の論文に引用される引用回数につきましても、全世界の論文が引用される回数のうち、我が国の研究者が執筆した論文の引用回数のシェアは、一九八〇年前半から一・六倍の八・七%に相なりました。
また、研究面においては、教官一人当たりの論文発表数が全国でトップクラスであるなど意欲的に取り組んでいるとの報告もありました。 概要説明の後、核融合エネルギー開発に向けた研究を進めているレーザー核融合研究センターと、LSI等エレクトロニクス素材の観察等に効果を発揮している三百万ボルト超高圧電子顕微鏡を見学し、最先端の研究現場に触れることができました。
うございますので、全般的な状況がわかるというものでございますが、特に顕著な事項としましては、大学研究者の平均年齢が従前の調査に比べまして高くなっていること、それからこれは大学院等の普及の結果であろうと思いますが、大学院修了者の占める割合がかなり大幅に増加しておることというようなこと、それからこれは今回初めての調査でございましたが、研究論文の発表状況が研究者によりまして非常に幅がございまして、一般的な論文発表数